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テレビ離れという言葉をよく耳にするようになった昨今、「昔に比べてテレビをリアルタイムで見る機会が減った」という方は多いのではないでしょうか。

その背景の一つとして、自分の好きな時間に好きな番組を見られる無料動画配信サービスの普及が考えられます。

中でも、民放テレビ局が連携した公式テレビ配信サービスであるTVerは、非常に多くのユーザーに利用されている動画プラットフォームの一つです。

このTVerでは、テレビCMと似た形式で動画広告を配信することができます。

今回は、そんなTVer広告の特徴やおすすめのポイントについてご紹介します。

TVerとは?


TVerは、民放テレビ局が一つになった新しいプラットフォームです。

ドラマやバラエティ、アニメなどの見逃し配信のほか、過去の番組の配信やリアルタイム配信、ライブ配信など、各局の約650番組以上のコンテンツを完全無料で視聴できるサービスです。

Tver広告とは?


TVer広告は、TVerで番組を視聴する際に表示される広告のことで、通常のテレビCMと同じような形式で流れる動画広告です。

TVer広告の特徴

リーチできるユーザー数が多い

TVerはユーザー数が年々増加しており、直近の利用状況は以下の通りです。

  • アプリダウンロード数:9,000万回(2025年11月時点)
  • 月間再生数:6億5,000万回以上(2025年12⽉時点)
  • 月間アクティブユーザー:4,470万人以上(2026年1⽉時点)
  • 認知率:80%(2025年1⽉時点)
  • 利用率:25.2%(2025年1月時点)

モバイル社会研究所の調査では、TVerの利用率は25.2%で、動画配信サービスのなかではYouTubeに次ぐ第2位となっています。(※無料動画配信サービスにおいて。定額制を含めた調査でもAmazonプライム・ビデオと僅差のトップ3に食い込んでいます)

TVerユーザーの年齢層について

TVerのユーザー層は20代から40代までの利用率がほぼ横並びで高く、「現役世代の3人に1人はTVerユーザー」という状況です。

  • 10代(学生):約32%(全世代でトップクラスの利用率)
  • 20代:約30〜35%(特に女性が突出)
  • 30代:約30%
  • 40代:約33%
  • 50代:約25%
  • 60代以上:約15%

また、TVerは一貫して「女性の利用率が高い」傾向にあります。

  • もっとも利用率が高い層:20代女性(34.5%)
  • 第2位:40代女性(33.5%)
  • 第3位:30代女性(29.7%)

特にドラマコンテンツの強さが、20〜40代女性の支持を強固なものにしています。

男性でも20代〜40代は25%前後をキープしており、男女差は縮まりつつあります。

ブランドセーフティ

また、TVer広告の大きな強みとして「ブランドセーフティ」が挙げられます。

配信されるのはすべて地上波放送局の厳しい審査をクリアした番組のみであるため、不適切なコンテンツに自社広告が表示されるリスクがなく、ブランドイメージを損なわない安心・安全な広告運用が可能です。

高い視聴完了率

TVer広告は非常に高い視聴完了率を誇っています。

その理由は、TVer広告にはスキップ機能がなく、表示される動画広告の再生がすべて完了するまで動画の続きが再生されないためです。
デバイス別の広告動画の完全視聴率は以下の通りです。

デバイス完全視聴率(目安)特徴
コネクテッドTV (CTV)95.0% 〜 97.0%最も高い。テレビの大画面で腰を据えて見るため、広告の離脱が極めて少ない。
PC88.0% 〜 92.0%ブラウザ視聴がメイン。作業中などの視聴もあり、CTVよりはわずかに低いが高い水準。
スマートフォン85.0% 〜 90.0%スキマ時間視聴が含まれるが、それでも驚異的な完視聴率。

Youtube広告の視聴完了率は一般的に30%程度だと言われていますので、TVer広告の視聴完了率がいかに高いかがお分かりいただけるかと思います。

また、ほとんどのユーザーが広告を最後まで視聴していることから、表示された回数=視聴完了回数と表現しても問題ないほどです。

近年、再生数の約4割を占めるようになったコネクテッドTV(CTV)視聴では、1つの画面を家族や友人と一緒に見る「共視聴」が多いことも特徴です。

1配信あたりの平均視聴人数は約1.5人〜1.7人とされており、実質的なリーチ単価を抑えつつ、お茶の間での話題化(クチコミ)も期待できるという、テレビ放送に近いメリットを持っています。

詳細なターゲティングが可能

TVer広告のターゲティングは、ユーザー属性を基にしたターゲティング、コンテンツデータを基にしたターゲティング、TVerアフィニティと呼ばれる興味関心を基にしたターゲティングが可能です。

また、ユーザー属性では性別に加えて1歳刻みでの年齢ターゲティングが可能で、エリアについては市区町村まで絞り込むことが可能です。

なお、TVerは初回設定時に生年月日や性別、郵便番号の登録を求められ、その回答正解率は93.7%となっています。

この情報の正確さから、狙ったターゲットに無駄なくリーチできるため、非常に質の高い広告媒体であると言われています。

コンテンツターゲティングについては、「ドラマ」「バラエティ」「アニメ」「報道・ドキュメンタリー」「スポーツ」などのカテゴリーから選ぶことが可能です。

さらにサブカテゴリーも用意されており、恋愛、サスペンス、ヒューマンなど細かいカテゴリーを36種類の中から選択可能です。

このように、TVer広告独自のターゲティングがある点やデータの正確性によって、他の広告媒体では届きづらいユーザー層に広告を届けられるメリットがあります。

特に、TVの興味関心のジャンルによってターゲティングできる点は、他のWEB広告媒体にはないターゲティング方法となっています。

普段あまりテレビを観ないユーザーにも届けられる

TVerは、スマホやPCなどで場所・時間・デバイスを問わず無料で利用できるため、普段テレビをあまり視聴しないユーザーも多く利用しています。

TVerユーザーの10人に3人が1⽇あたりのテレビ利⽤時間が60分未満のユーザーです。

そのためTVer広告を活用することで、通常のテレビCMではリーチできないユーザーにアプローチすることができます。

料金体系について

フルマネージドプラン

フルマネージドプランは広告運用をTVer側にすべて任せるプランで、配信ターゲットの年齢を1歳刻みで設定できたり、配信エリアを市区町村まで絞り込むことができるなど、非常に詳細なターゲット設定ができます。

一方、広告出稿費用が50万円以上という制限があります。

セルフサーブプラン

セルフサーブプランは、広告出稿費用の制限がないため、少額から始めることができるというメリットがあります。

一方、配信ターゲットの年齢設定が5歳刻みであったり、配信エリアが都道府県までしか絞り込めないなど、フルマネージドプランほど詳細なターゲティングができないというデメリットがあります。

運用広告型の進化

近年のアップデートにより、配信期間中であってもクリエイティブの差し替えやターゲティングの微調整がより柔軟に行えるようになりました。

「この番組ジャンルは反応が良いから配信を強める」といった、従来のテレビCMにはなかったWEB広告ならではの機動力を持ったPDCAを回すことが可能です。

TVCMとWEB広告の「いいとこ取り」

総じて、TVer広告はテレビCMの「圧倒的な訴求力・信頼性」と、WEB広告の「緻密なターゲティング・運用性」を兼ね備えたハイブリッドな媒体です。

「テレビCMは予算的にハードルが高いが、動画でしっかりブランドを伝えたい」という企業にとって、今もっとも投資対効果が高い選択肢の一つと言えるでしょう。

まとめ


本記事では、TVer広告の特徴やおすすめのポイントについてご紹介しました。

若者を中心にテレビ離れが進む昨今において、好きな番組を好きな時間に見られるTVerは多くのユーザーから支持を集めており、今後も利用者は伸びていくことが予想されます。

これまで、テレビCM等のマス広告しか利用していなかったという事業者の方にとっても、テレビCMに似た形式のTVer広告は、新たな広告の手段として取り入れやすいのではないでしょうか。

ぜひ、TVer広告の特徴を理解したうえで、検討してみてください。

広告運用についてのご相談は、アルサーガパートナーズにお任せください。

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