震災で家に貼られた赤・黄・緑の紙の意味

こんにちは、ゾエです。
この度の熊本地震において被災された皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。

今年のゴールデンウィークは旅行や買い物どころではなく、家の片付けや買い出しなどで終わってしまいました。まだまだ片付けが終わっていない!という方もいらっしゃると思いますが、建物に入る際や外出される際には十分な注意が必要です。

震災で家に貼られた紙:応急危険度判定

応急危険度判定

全ての建物に貼ってあるわけではありませんが、被災した地域の建物には赤・黄・緑の紙が貼ってあることがあります。
これは「応急危険度判定」というものです。大地震により被災した建築物を調査し、建築物の見やすい場所に表示され、居住者や付近に対してその建築物の危険性について情報提供を行います。

緑:調査済

緑の紙が貼られた建物は、地震による建物自体へのダメージは少なく、「使用可能」と判断されたものです。ただし、家の中は倒れた家具や割れたガラス・食器などが散乱していることもあるので注意です。
フロンティアビジョンの社屋はこの緑の紙が貼られました。平屋で鉄骨が入った建物なので、結構丈夫なようです。

黄:要注意

黄の紙が貼られた建物は、「十分な注意が必要」と判断されたものです。黄色信号と同じような意味ですね。今すぐ倒壊する可能性はなさそうですが、再度大きな揺れが起こってしまった場合は危険ですね。できるだけ入らない方が良いです。

赤:危険

赤の紙が貼られた建物は、「危険」と判断されたものです。倒壊していなくても、建物の基礎や柱など重要な部分に損傷を受けてしまっています。入るのはもちろん、近づくのも危険な状態です。どうしても必要なものが建物内に残されている場合は専門家に相談し、応急処置をしたうえで入りましょう。

倒壊しそうな納屋

今住んでいるアパートは大丈夫でしたが、実家は震度7を観測した益城町に近い地域だったので大きな被害を受けました。
古い納屋は倒壊寸前で、実家も至る所に大きな亀裂が入っています。先日、必要最低限のものだけ急いでまとめて取り出しましたが、後日玄関先に危険判定の赤い紙が貼られました。
家の中に入った時に多分もうダメだろうとは思いましたが、あらためて「危険」と判定されるとショックですね。

あとがき

ご自宅や会社が問題なくても、ご近所の建物・看板・道路などが危険な状態になっているかもしれません。まだまだ強い余震が続いているので注意しましょう。