多様なアクセシビリティのイメージ

日常の配慮をホームページにも

  • 階段と共に設置されたスロープ
  • 歩行者信号が青になった時、流れる音楽

街中でこのような光景を見かけたことはありませんか?これらはすべて、年齢層や障がいの有無関係なく、いかなるユーザーでも利用できるようにという配慮です。こういった配慮は現実世界だけでなく、ホームページにおいても必要とされています。

年齢的・身体的条件に限定されず、だれもがホームページにある情報にアクセスし、利用できることを「ウェブアクセシビリティ」と呼びます。そして「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」の一部法改正(令和3年法律第56号)により、すべてのホームページにおいてウェブアクセシビリティへの対応が求められるようになりました。

accessibility

ウェブアクセシビリティとは

what is this

ウェブアクセシビリティとは「年齢的・身体的条件に関わらずウェブで提供されている情報にアクセスし、利用できること」を指します。

これには高齢者や障がいを持つ方に加えて、訪日外国人なども含まれます。

障がいの有無、年齢、性別、人種等あらゆる区分に関係なく、すべての人が平等に使用できるようにデザインされたもの(もしくは考え方)を「ユニバーサルデザイン」といいます。ウェブアクセシビリティは、いわば「サイトのユニバーサルデザイン」なのです。

  • 高齢者

    字が小さくて見づらい

  • ロービジョン

    色分けがわからない

  • 視覚障がい者

    読み上げ不良

  • 聴覚障がい者

    動画の字幕がない

  • 発達障がい者

    自動再生で混乱

  • 外国人(訪日中)

    自動翻訳が効かない

ウェブアクセシビリティのガイドラインについて

GUIDELINE

ウェブアクセシビリティのガイドラインとして『JIS X 8341-3:2016』がJIS規格として定められております。
対応レベルとしてはA・AA・AAAの3段階あります。弊社ではレベルA、AAまでの対応が可能です。
レベルAは必要最低限のラインであり、まずはここを達成して、最終的にAAを目指すようなウェブアクセシビリティ方針を立てることから始めてはいかがでしょうか?

レベル「A」対応例

1.4.1 色だけで伝えない

色が区別しにくい人のために、色だけでなくマーカーを表示しています。
※この例では、色は直感的にわかりやすくするための補助的な要素となっています。

「1.4.1 色だけで伝えない」の対応例 色だけでなく、マーカーを表示したグラフの図

レベル「AA」対応例

1.4.3 テキストや文字画像のコントラストを確保する

テキストと背景の間に充分なコントラストを確保する必要があります。
※文字の大きさなどにより確保すべきコントラスト比は変わります。

「1.4.3 テキストや文字画像のコントラストを確保する」の一例 コントラストが弱く読みづらい悪い例と強いコントラストで読みやすい良い例

ウェブアクセシビリティ対応のメリット

MERIT

ウェブアクセシビリティ対応をすることは、障がい者や高齢者、外国人など今まで使いづらさを感じていた層へのアプローチにつながります。

それに加え、Googleのガイドラインに「使いやすさ」に関する項目があることから、SEO対策としても効果が期待できます。

  • 見込み客の増加

  • SEO対策

  • ファン層の獲得

  • ブランドイメージの向上

  • コンプライアンス遵守

  • SDGsへの対応

大手企業がアクセシビリティAA対応した方が良い理由

SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

CSRやSDGsのメッセージ、アピールになる

上場企業などは近年ウェブアクセシビリティAA対応をしています。しかし、実際まだ対応できている企業は少ないのが現状です。そんな中、率先してAA対応をすることでCSRやSDGsのメッセージになります。

また、SDGsの中には「10.人や国の不平等をなくそう」という差別撤廃の目標があります。ホームページにおいて、誰しもが利用可能な環境を整えることも、平等な世の中を達成するための1つの施策といえるでしょう。

ADA関連訴訟件数のグラフ

※2021年中期報告時推計
引用元:2021 Mid Year Web Accessibility Lawsuit Report

訴訟リスクの軽減につながる

アメリカには「ADA(障がいを持つアメリカ人法)」という障がい者差別禁止法があります。
2021年中期報告時の推計では2021年中のADA関連の訴訟が4,000件を越えるという報告記録があります。

特にグローバルな企業だと訴訟リスクはかなり高まると考えられます。実際ADA関連訴訟では、日本でも馴染みのある大手サブスク動画配信サービスや世界的歌手、日本に店舗展開をしている飲食店などが提訴された事例があります。訴訟された場合「イメージの低落」「見込み客の減退」「一連にかかる費用」「訴訟記事のデジタルタトゥー化」など、損害が小さくないことは想像に難くありません。

アルサーガだからできる4つのポイント

point
  • POINT.1

    制限された中でも高いデザイン性を保持

    ウェブアクセシビリティ対策では、数十もの項目をクリアしなければならず、可能な表現に制限が生じます。弊社では、制限された中であってもデザイン性を損なわないサイト作成を心がけています。

  • POINT.2

    ウェブアクセシビリティへの深い理解

    弊社ではアクセシビリティに対する勉強会を積極的に行っています。
    理解・関心をより深めることで、所属デザイナー全員のウェブアクセシビリティ対策へのエキスパート化を図っています。

  • POINT.3

    公的サイトのアクセシビリティAA対応経験

    「鞠智城」や「熊本県立装飾古墳館」、熊本県「農業情報サイトAGRIくまもと」といった官公庁サイトのウェブアクセシビリティ対応実績があります。

  • POINT.4

    専用のチェックツールを導入

    弊社デザイナーとエンジニア各担当者がアクセシビリティチェックのための専用ツールを用い、コントラスト比やコードの実装漏れチェックを行っています。

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ウェブアクセシビリティAAの対応実績

WORKS
制作実績:サムネイル画像
公共・団体

熊本県

熊本けいりん様

2024年7月本場での競輪が再開する熊本競輪場様のホームページをリニューアルさせていただきました。
熊本を歓声と熱狂であふれさせるため、震災被害から8年の刻を経てついに復活します。
ホームページだけでなく、競輪場もリニューアルオープンされます。
今まで場外でしか見られなかった競輪がついに間近で見ることができます。
既存の競輪ファンだけでなく、新規のファンも獲得していけるよう、「競輪とはどんな競技か」「どんなルールなのか」といったコンテンツも盛り込んでおります。
ぜひ、新しくなった熊本競輪場へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

  • その他
  • CMS
  • HTML
  • コピーライティング
  • デザイン
  • レスポンシブ
制作実績:サムネイル画像
公共・団体

熊本県

熊本県立 装飾古墳館様

熊本県山鹿市にある日本でも珍しい装飾古墳をメインにした博物館のホームページを制作させていただきました。
館内には普段見ることのできない装飾古墳の内部を忠実に再現した実物大レプリカや遺物も多数展示されてあります。
屋外には古墳の間をウォーキングして楽しめる園路、台地の壁面には岩原横穴墓群があり、勾玉づくりをはじめとする古代体験や、学芸員が出向いて行う移動体験など、講座やイベントが楽しめる体験参加型の博物館でもありますので皆さんぜひ足を運んで体験してください。
また、建物は世界的建築家 安藤忠雄氏の設計で、建築に興味がある方もぜひ。

  • その他
  • CMS
  • ウェブアクセシビリティ対応
  • デザイン
  • ブログ
  • レスポンシブ
制作実績:サムネイル画像
公共・団体

熊本県

熊本県農業情報サイトAGRIくまもと様

熊本県農業情報サイト「アグリくまもと」のホームページを制作させていただきました。台風対策情報などの緊急情報や「スマート農業」に関する情報、最新の試験研究の成果など、農業経営に役立つ多彩な情報をワンストップで迅速に提供することを目的としたサイトになっており、試験研究や技術と方法など農業に関わるノウハウや知識が詰まったコンテンツを提供。また、これまで冊子でご提供してきた過去10年分のデータがアーカイブ化されたサイトになっております。
これからも農業に関する情報をどんどん追加していきますので宜しくお願いします。

  • その他
  • CMS
  • HTML
  • ウェブアクセシビリティ対応
  • デザイン
  • レスポンシブ

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よくある質問

Q&A
Q ウェブアクセシビリティとは何ですか?
A

ウェブアクセシビリティとは、年齢的・身体的条件に関わらずウェブで提供されている情報にアクセスし、利用できることを指します。商業施設などで進んできた「ユニバーサルデザイン」では、障がいの有無、年齢、性別、人種等あらゆる区分に関係なく、すべての人が平等に使用できるようにデザインされています。ウェブアクセシビリティは、いわば「サイトのユニバーサルデザイン」と言えます。

Q ウェブアクセシビリティ対応は義務ですか?
A

障害者差別解消法の改正によって、2024年6月4日より民間企業に対して「合理的配慮の提供」が義務化されましたが、これはHPのウェブアクセシビリティへの対応が義務化されたわけではありません。ただし、ハンディキャップのある方から HPが使いづらい・わかりづらい・教えてほしいといった問い合わせがあった際には代替となるサポートを提供することが必要となります。それを踏まえて事前にウェブアクセシビリティに配慮したHPを構築しておく(環境の整備)ことは、企業や組織としての障害者差別解消に対する姿勢・メッセージとなり、今後推奨されていく流れが予想されます。

Q ウェブアクセシビリティに対応することのメリットは何ですか?
A

ウェブアクセシビリティのメリットは、会社のホームページが「誰もが必要な情報にアクセスできるような状態」になることです。ウェブアクセシビリティは福祉的な側面が強いと思われていますが、あくまで「誰もが」アクセスできる状態にすることが目的なので、サイトに訪れたお客さまが何もできずに離れてしまう、といった機会損失を減らすことができます。

Q ウェブアクセシビリティとSEOに関係があるのはなぜですか?
A

SEOは、主にGoogleでの検索で上位になることが目的ですが、Googleはユーザビリティ(使いやすい、見やすい)ホームページを評価します。一方でウェブアクセシビリティは「誰もがアクセスできる」ことを指します。アクセシビリティ対応をすることで、必然的にユーザビリティも向上するため、SEOと関係があります。

県内外、様々な業種のお客様にご満足いただいております

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