撮影しにいったのに、被写体になってしまった話

こんにちは、ヤマモトです。
なんだか久しぶりにブログを書きます。
ネタが全然思いつかなかったので今回はWEBとか、全然関係ないお話です!(開き直り)

roof

今日、HP用の撮影にいってきました。
太陽光パネルの設置風景を撮るというものだったのですが。
屋根まで登るのに、はしごや階段があると思いきや
ポールの出っ張りに足をかけて登っていくというものでした。
(現場のスタッフにとっては普通のことだと思いますが)

自慢じゃないですが、昔から極度の運動音痴ですべり台の上から足を踏み外して落下し顔面強打したり、ドッチボールをすればよけた方に球が飛んでくるし、野球で守備をすればフライのボールを取り損ね眼鏡を割るなど「リアルのび太」な自分。

勇気を出して登りましたが、手と足が震えました。
(現場のスタッフさん達には、「こんなに怖がってる人みるの久しぶりだw」と笑われました…くやしい…)

その時自分は必死にポールを登りながら、石川直樹さんという写真家さんのことが頭に浮かんでいました。

写真家・探検家、石川直樹さんという人

皆さんは、「尊敬する人・憧れている人」って1人は必ずいると思います。
自分にとって石川直樹さんはそんな人です。

石川さんは弱冠23歳でエベレストに登頂し、当時最年少で七大陸最高峰登頂を達成し、その後も世界各地を巡っているすごい写真家・探検家です。死と隣り合わせの極限状態なかで撮られた写真は、本当に筆舌に尽くし難いものがあります。

そんな23歳でエベレストに登った石川さんと、かたやもうすぐ27歳になるというのに屋根に登るだけで怖がってる自分という…(笑)

でも自分にとってはちょっとした冒険で、楽しかったです。
屋根からの景色はいつも目にしているものとは違っていて新鮮でした。

屋根の上でのスタッフの人との雑談も楽しくて、
石川さんはこれを何百、何千倍の規模観でやってるのかなーなんて思いました。

石川さんの言葉

石川さんはエッセイも色々書いているのですが、そのなかにこんな言葉があります。
「大切なのは、どこにいったかではなく、その瞬間に何を感じられたか。」

この仕事をしていて、色々なお客さんと話して、普段行けない場所にいったり
話したりできてホント楽しーなーって思います。

で?何が言いたいの?

結局何が言いたいのか分からない記事になってしまいましたが、
「石川さんマジでかっけー!」ってことです。

興味があるかたは、ぜひ一度写真とか本をみてもらいたいです。
いつでもお貸しします!

…そんなこんなで撮影が終わって、再び屋根から降りるとき
スタッフの方達が面白がって、怖がりながら降りている自分をipadでめっちゃ撮ってました(笑)
(登るときより、降りるときの方が何倍も怖い!!)
撮影しにいったのに、逆にたくさん撮られて恥ずかしかったです。
後で写真送ってくださいって言っておきました。

おわり

石川直樹さんプロフィール

1977年東京都生まれ。写真家。2000年、PoletoPoleプロジェクトに参加して北極から南極を人力踏破、2001年、七大陸最高峰登頂を達成。人類学、民俗学などの領域に関心をもち、行為の経験としての移動、旅などをテーマに作品を発表し続けている。2006年、『THE VID』(ニーハイメディア)により、さがみはら写真新人奨励賞、三木淳賞。2008年、『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により、日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞。2009年、『Mt.Fuji』(リトルモア)、『VERNACULAR』(赤々舎)を含む近年の活動によって東川賞新人作家賞。2010年、『ARCHIPELAGO』(集英社)により、さがみはら写真賞。2011年、『CORONA』(青土社)により、土門拳賞を受賞した。著書に開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)、『いま生きているという冒険』(理論社)、『全ての装備を知恵に置き換えること』(晶文社)、『大地という名の食卓』(数研出版)、『この地球を受け継ぐ者へ』(講談社)ほか。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。

出典:公式サイトより